
保育園って年度途中でも辞められる?
担任をもったら1年間は働かないといけないと思っていませんか?
保育士って年度途中で辞めるのって大変?どうしたら円満に辞められるのかな?
って悩んでいませんか?
このブログは保育士経験15年の、年度途中で退職した人をたくさん見てきた筆者がかいた記事です。
是非、最後までお読みくださいね。
この記事で解決するお悩み
- 年度途中で辞めたくなる理由
- 年度途中で退職する場合の問題
- 年度途中で辞めるメリットデメリットが知りたい
- 気持ちよく退職する方法
- 退職したら転職はどうすればいいの?
以上の悩みを解決できる記事を用意しました。
- 年度途中でも、保育園は辞められる
- 働くのが辛いなら、自分にとってよりよい選択をしよう
- 年度途中で辞める順序を理解し、行動しよう
- 退職したら働きやすい職場へ転職しよう
保育士は年度途中で辞められる?
はっきり結論を言うと、もちろん辞められます!!
労働者の規定で決められています。
期間の定めのない雇用の場合、労働者はいつでも退職を申し出ることができます。また、会社の承認がなくても、民法(明治29年法律第89号)の規定により退職の申出をした日から起算して原則として14日を経過したときは、退職となります。(民法第627条第1項及び第2項)。なお、月給者の場合、月末に退職を希望するときは当月の前半に、また、賃金締切日が20日でその日に退職したいときは20日以前1か月間の前半に退職の申出をする必要があります。(民法第627条第2項) 出典 引用 厚生労働省ホームページ

実際辞められると分かっていても年度途中で辞めるのって勇気がいりますよね。年度途中で辞めたくなる理由はいろいろありますが、下記の場合は正当な理由になります。
年度途中で辞める、辞めたくなる理由

人間関係が辛くて辞めたい
年度途中で辞めたくなる理由第1位はこれではないでしょうか?
保育園で働いている人の中で人間関係の悩みがないという方はなかなかいないのが現状ですよね・・・。
一緒に担任している保育士と合わない場合や先輩が厳しくて、、、という方もいますよね。
保育士になったけれど仕事が向いていない
保育学生から、保育士試験を受かってからなど、いざ保育士として働き始めたけど、保育士としての仕事内容が向いていなかった場合。
実際、学生時代に考えていた保育士のイメージと働き始めてからのギャップが多いのは事実です。
保育士といえば「子どものお世話、一緒に遊ぶ」のイメージが強いですが、実際はそれ以外の仕事も山ほどあり、色々な方と触れあう機会が多いので保育士の仕事が合わない、向いていないという方は少なくないのが現状ですよね。

保育士の資格を持っているけれど、実際保育士として勤務していない潜在保育士は約60万人います。
厚生労働省参照
働き方が合わない、保育方針が合わない
保育園に就職したけど、残業が多い、持ち帰りの仕事が多いなど働き方が合わない、ワークライフバランスが取れないなどもありますよね。
生活の変化(結婚・出産など)
自分自身の生活の変化ももちろん理由としてありますよね。
引っ越しや結婚、出産になると年度途中で辞めなくてはならない理由ですよね。出産などで育児休暇を取れるかどうかなども大きなポイントですよね。

では、実際に年度途中で辞めるとなるとどういう問題が出てくるのでしょうか?
年度途中に辞める場合の問題
・担任をもったら1年間は働かないといけない?
この仕事は4月から3月までの1年間でクラスと担任が決まるので、実際途中で辞めるっていうのは勇気がいりますよね。子どもや保護者にとって途中で担任が変わるというのはとても不安が大きいものです。
・雇用契約を結んでいる
契約社員や派遣社員などは雇用契約が4月から3月までの1年間などと契約されていることもあります。
その場合は途中で退職することが難しいです。
しかし、例外として契約2年目でその園で1年間は続けて働いている方や、病気などのやむを得ない場合は、退職できることもあります。
・職場の人に迷惑をかける
職場の人に迷惑をかけるのは、事実ですよね。担任がいなくなることで、他の保育士が代わりに担任を持つこともあるでしょうし、新しく雇う必要性も出てきます。
子どもたちの不安になる部分も残りの職員でフォローしていく必要があります。

途中退職での問題は色々ありますが、実際の仕事がしんどくて、職場に行くのも辛い状況なら、退職を考えた方がいいですよ。
そんなに辛いのに誰が自分を守ってくれるのでしょうか?自分の心と体を守れるのは、自分でしかないですよね。
しっかりと考えて結論を出しましょう。
年度途中で退職するメリットデメリット

メリット
・しんどい職場から解放される
なんといってもこれは本当に大事です。自分の心と体を守れるのは自分自身です。毎日楽しく働ける職場が一番ですよね。
・スキルアップの転職ができる
転職することで、色々な園の保育方針を知れ、自分の保育へのスキルアップもできます。
一つの園でこだわらず色々な園を見ることで自分自身の保育観が定まってくるようになりますよ。
デメリット
・次の職場への転職する際の影響
次の働く場所も同じ保育士という仕事をするならば、年度途中での退職をよく思わない園もあります。
それなりの事情を話したり、少し待って4月からの募集に応募するなどの配慮が必要になってきます。
・子ども達や保護者への影響
途中で担任が変わることにより、子どもたちは不安定になる子もいますし、保護者も不安になります。
・他の保育士への負担増
途中退職になるということは残っている保育士に負担がかかります。できるだけ負担がかからないように引き継ぎをしっかりとすることが大切ですね。

メリット、デメリットは分かったけど、実際退職を決めたら、どうしたらいいの?退職の進め方について話していきますね。
気持ちよく退職をする方法

退職を伝えるには覚悟が必要です。
大体は引き留められます!!
絶対に退職する覚悟が決まったら、流されないように自分の心に決めてしっかりとした態度で伝えるようにしましょう。
まず、主任に相談し、その後園長に直接話すようにしましょう。
退職を伝える時期
年度途中で退職するのにいい時期というのはないに等しいですが、大きな行事が終わった後などが良いタイミングですね。
行事が控えていると園長も保育士も落ち着かない事が多いです。
自分の園のいいタイミングを見計らって退職を打ち明けましょう。
伝えやすい退職理由
本音で話せるような職場なら一番いいのですが、人間関係で辛いなどは引き留められる可能性大!!です。

その理由で辞められなく、引き留められた人を私は何人もみてきています。
本当に辞めたいという覚悟があるならば、必ずしも本音でないといけないこともないですね。
引き留められにくい理由にするのも一つの案ですね。
しっかりした覚悟で考えてから理由を話すようにしましょう。
円満退職を心がける
退職を伝えてから、辞めるまでに約一ヶ月以上はそこで働きますよね。
職員と気まずい関係性を避けるためにも円満退職になるよう心がけましょう。

自分が迷惑をかける分、やるべきことはしっかりとしてから退職するようにしておくといいですね。
退職するまでにやっておくべき事
・引き継ぎ
クラスの子どもたちの個々の様子やかかわり方、しっかりと次の担任に伝えておきましょう。
担任が変わって、不安定になる子どももいます。少しでも早く落ち着けるように細かい引き継ぎをすることで次の担任もとても助かるはずですよ。
行事担当や役割など、自分に当てられていた仕事はしっかりとこなして、次に引き継ぎをしておきましょう。
・書類作成
自分が働いていた期間までの書類作成はきっちりと終わらせてから退職するようにしましょう。
特に、個人記録や経過記録などは仕上げておきましょう。
・子どもや保護者への説明
年齢が小さくても、大きくても、担任が変わるということは子どもにとってはすごく不安な事です。自分の言葉でしっかりと子どもたちに伝えておきましょう。
保護者への挨拶も大切です。
・有休消化
有休が残っている場合は有休消化をしましょう。
迷惑をかける分、という気持ちがある方もいるでしょうが、有休消化はきっちりとした社会人に与えられている権利です。
遠慮なく使わせてもらいましょう。
実際の年度途中退職があったその後の職場
私自身は、年度途中で退職した事はないのですが、同僚の中で年度途中で退職した方は何人もみてきました。
実際、退職されて、少しの間は子どもたちも新しい担任になれるまで大変ですが、子どもは順応性も高いので、はっきり言ってすぐに慣れます!!
なので、その後すごく困って困って、ということはありません!!

辛くて退職したい、けれど子どもたちや他の保育士に迷惑をかけるから、と悩んでいる方は心配せずに自分の気持ちを大事に今一度考えてみてほしいです。
退職したら転職へ
退職して、すぐに復職!!とはいかないかもしれませんが、全国にたくさんある保育園、あなたの保育観に合う、働きやすい職場はきっとあるはずです!!
夢見て保育士になったのだから、子どもたちと一緒に笑い合って成長できる職場が一番ですよね。
素敵な園がみつかるといいですね。
転職については、あわせてこちらの記事もお読みください。

年度途中でも退職する方法まとめ
- 年度途中でも、保育園は辞められる
- 働くのが辛いなら、自分にとってよりよい選択をしよう
- 年度途中で辞める順序を理解し、行動しよう
- 退職したら働きやすい職場へ転職しよう
年度途中での退職について色々かきましたが、特に人間関係で悩んでいる方は、一歩踏み出してほしいです。
まわりに遠慮して言いたいことも言えない、毎日職場に行くのが辛すぎるあなた。
一番大切なのは自分自身!!絶対に、退職できます!!
あなたの心と体を守れるのは自分しかいないですよ。毎日笑顔で過ごせますように。
職場で悩んでいる方に少しでもお役に立てると嬉しいです。
最後までお読みくださりありがとうございました。
コメント