
保育士の楽しいところはたくさんあります!
でも、実際楽しいだけではないのが本音です。
これから保育士になりたい人に向けて保育士の大変なところを紹介していきます。
実際大変なところだけではなく、大変なところを理解して子どもとかかわる楽しい仕事をしてほしいという願いで、この記事を書きました。
このブログは保育士歴15年の保育士の酸いも甘いも経験した筆者が書いた記事です。
ぜひ、最後までお読みください。
この記事で解決する悩み
- 保育士の仕事内容
- 保育士の大変なところ
- 大変なところを理解しながら保育士として働くためのコツ
以上の悩みを解決する記事を用意しました。
- 保育士は正直子ども好きだけではできない仕事
- 保育士の仕事は大変なところがたくさんある
- 大変なところを補っていく方法がある!
- 大変なところはたくさんあるがやりがいのある素敵な仕事
- 保育士の負担を少なくするように努力している園を探そう
保育士の仕事内容

保育士の仕事内容って?
厚生労働省のページにはこう明記されています。
仕事などの理由で、保護者が一日の多くの時間、子どもの世話ができない場合に、保護者に代わって、主に就学前の子どもたちの保育をする。
幼稚園教諭は子どもの「幼児教育」をするのが主な仕事であるが、保育士は、主に乳児から小学校入学前の子どもの世話や成長を支援するのが仕事の中心である。
保育士は、子どもが保育所にいる間、昼食やおやつを食べさせながら食事のしつけをしたり、着がえをさせたり、昼寝をさせたり、遊ばせたりする。
更に、子どもたちの年齢に合わせた、音楽・運動・絵画・工作・自然観察などの幼児教育を行うこともある。
保育所にはゼロ歳から6歳までの子どもがいるので、担当する子どもの年齢によって、仕事の内容や対応の仕方が異なる。
乳児を保育する場合には、授乳やおむつの取りかえなども行う。
常に子どもをよく観察して、具合が悪くなったり、怪我をした場合は、保護者や病院に連絡をとるなど、すぐに適切な処置を行う。
また、帰りには、それぞれの子どもについて異常の有無を確認し、持ち物の整理を手伝い、迎えに来た保護者に必要な連絡を行う。
また、行事などの計画を立てたり、保育日誌を記録するなど、事務的な仕事もある。
引用・厚生労働省 厚生労働省のページ
保育士の仕事内容、色々と書いてありますが、これだけでは、保育士の大変さは分からないですよね。
実際はここに書いてない細かな仕事や気配りもたくさんあります。
では、仕事内容と組み合わせながら、保育士の大変な仕事内容も紹介していきますね。
保育士の仕事内容で大変なこと


保育士の大変なところ!!
たくさんありますが、ギュ~っとまとめて10選にしました。
子どもとのかかわり
保育士になりたくて実習に行ったり、保育士になったばかりの人は子どもとどうかかわっていったらいいのだろう、と不安になる人もいますよね。
特に、クラス担任をもったら、どうやって子どもと接していこうか、どんなクラスにしていきたいかなどいろいろ考える必要があります。
保育園にいる子ども全員が保育士の言うことを素直に聞く子ばかりではないですよね。自我がすごく出たり、友達に手が出てしまう子、言葉でうまく説明できない子など多種多様です。
特に新任の頃は悩む問題でもあります。
子どもとの接し方はいろいろな子どもと接することで、自分の中に経験として蓄積されるもの!この子難しいな、どうやって接したらいいの?という場合は先輩保育士にどんどん相談しましょう。
保護者とのかかわりかた
保護者とのかかわり方は最初はどういう風に接したらいいのか、どこまで話したらいいのか、など線引きがとても難しいです。
基本的には良い保護者ばかりですが中には、自分と合わないな、という保護者もいるでしょう。
筆者も特に新任の頃は、頼りなかったのもあり、保護者からのクレームをたくさん受けてきました。
- 子どものちょっとしたエピソードをたくさん伝えよう。
- 少しずつ歩み寄り、信頼関係を築いていく。
- 特に4.5月は信頼関係がまだできていないので慎重に話すことを心掛ける。
- 小さなけがも見逃さないように登園時の視診チェックは抜かりなくする!
- 困っていることを保護者に伝えるときは、主任に相談してからにする。
- 保護者対応で困ったら、先輩保育士や主任、園長の力を借りよう。

保護者目線から言うと、どんな些細なことでも保育士から伝えてもらえたら、しっかり見てくれているんだなあという、好印象になってきます!
一緒に子育てする気持ちで寄り添ってあげましょう。
職場の人間関係
どこの職場でも人間関係の悩みはあるでしょうが、保育士は女性が多い職場。特に人間関係の悩みを抱えている方は多いでしょうね。
筆者も人間関係の悩みに苦労したことがあります。
すぐにその職場の状態を変えるのは難しいでしょうが、筆者にも決めていることが2つあります!!
どうしても辛い場合は、主任、園長に相談したり、退職や転職を考えてくださいね。
自分を守れるのは自分自身!!自分の心と体を大切にしましょう!
保育準備

毎日の保育をするために、保育準備をする必要があります。
0.1.2クラスの乳児クラスは生活がメインなので、保育はゆったりとすることが多いですが、園によってはたくさん製作を取り入れたりしているところもあります。
3.4.5クラスの幼児クラスは、子どもの興味がある歌を歌ったり、季節を取り入れた製作をしたりと毎日の保育内容の計画を立てています。
行事前などは、題材を決めて、練習を保育に取り入れていきます。進み具合などを考慮しながら、完成をイメージしながら保育していく必要があるので、保育スキルがとても必要になってきます。
製作するには、子どもが製作をできるように画用紙や折り紙を切って準備する必要がありますし、歌を歌うには、ピアノの練習もしますよね。保育するためには、必ず事前準備や計画を立てる必要があります。特に幼児クラスが大変なところが多いです。
*子どものための寄り添った保育をするためには必ず必要なことになります。
持ち帰り仕事・残業

持ち帰り仕事がない園なんてあるの??ですよね。
保育士の持ち帰り仕事、シフト制なのに時間通りに帰れない、などが普通なブラック園は、山ほどあります。
行事前などすることが多い時期では、特に多いのではないでしょうか?
勤務時間を守れていなかったり、サービス残業が続いている場合は園として良い園とは言えませんよ。
体力・責任感

保育士といえば、体力仕事ですよね。
責任感もとても大事になってきます。
保育士は、とても体力がいる仕事です。
- 女性が多い職場で男性がいない園もあるので、重い荷物も女性だけで運ばないといけない。
- 外遊びをすることがあるので日焼けもするし、体力もいる。
- 乳児クラスは抱っこをすることが多いので、腰痛持ちの保育士も少なくありません。
- 年齢と共に体力がどんどんなくなり衰えてくるので働きにくい。
- 子どもの菌は強いので、特に新人の頃は病気をもらいやすい。
*病気は本当にもらいやすいです。筆者も何度も経験あり。クラスで耳下腺炎が流行った時は経験済みなのにかかりました。
働いていくうちにどんどん体力がついて、菌に負けない強い体になっていきます。
責任は絶対に必要なものです!!大切な子どもの命を預かっている責任は大きいです。毎日気を引き締めて保育しましょう!!
書類仕事
・園によって、簡素化されているものもあるかもしれませんが、一番悩ませるのが書類仕事ですよね。
- 毎日の連絡ノート
- 日誌
- 日課・週案・月案・年間計画
- 個人記録・経過記録
- 園だより・配布する手紙
- 行事計画

園によってはIT化を進めているところもあるので、必ずこれだけの量をこなすということは在りませんが、量はとても多いです。
*少しでも書類仕事を減らそうとしている園を選びたいものですね。
保育方針
保育方針は園によってさまざまです。
担当制保育の園、一斉保育の園、モンテッソーリの園、シュタイナーの園。キリスト教や仏教の園。
子どもの主体性を大事にする園、子どもに厳しい園。それぞれですが、一番しんどいのは、自分の保育観と合わないことです。
自分の保育観と合わなければ自分のしたい保育が思うようにできません。
働くなら自分の保育観と合う保育方針の園で働きましょう。新人保育士の方は、働くうちに自分の保育観が定まってきますよ。
働きやすい園を選ぶなら、合わせてこちらの記事もお読み下さい。

働き方・ワークライフバランス

自分に合った働き方で働いていますか?
ワークライフバランスが取れていないと長く続けるのは難しいですよね。
保育士は体力もいる、責任感もあり、仕事量も多い。
そんな大変な仕事なのにワークライフバランスが取れていなかったら、働きづらいですよね。
中には、持ち帰りの仕事が多すぎて、職場ではもちろん仕事、家でも仕事、など息を抜く暇もない保育士も多数いるのが現状です。
保育士にとって働きやすい職場に努めている園もあるので、ぜひそういう取り組みがある園で働いてほしいなと心から思います。
給料が安い
保育士の大変なところ、色々ありましたね。
最終的に一番なのは、これではないでしょうか??
激務で責任も重い仕事なのに、なぜか給料が安い。
国の制度で処遇改善がついても安い。
潜在保育士が多い理由の大きい一つはこれですよね!!
少しでも給料のいい、保育園で働くことをオススメします。
今現在の筆者の給料や、処遇改善の詳しい情報を知らせています。こちらの記事もお読みください。
→保育士って処遇改善がついても給料が安すぎる??実際の保育士の月給、年収大公開!!
大変なこと理由まとめ
- 保育士は正直子ども好きだけではできない仕事
- 保育士の仕事は大変なところがたくさんある
- 大変なところを補っていく方法がある!
- 大変なところはたくさんあるがやりがいのある素敵な仕事
- 保育士の負担を少なくするように努力している園を探そう
大変なことをいろいろ話しましたが、それ以上にやりがいがあって自分自身も成長できる本当に素敵な仕事には間違いないです!!
私自身、保育士になってよかったと思えることはこれまでの保育士歴の中でいくつもありました。
大変なところを補えるような、自分自身に合った働き方の保育園で最高の保育士として働くのが一番ですね!!
そんな園が今はどんどん増えていますよ。
転職なら転職エージェントがオススメです。無料で登録できます。合わせてこちらの記事もお読みください。

少しでもお役に立てると嬉しいです。
最後までお読み下さりありがとうございました。
コメント