
子どもの偏食、困っていませんか?偏食を治せるものなら治したいですよね。

離乳食の頃はなんでもたべてくれていたのに、どんどん食べてくれなくなってきた。
- 離乳食、全然食べてくれない。
- 大きくなるにつれて偏食がひどくなってきた。
- 初めて見たものは食べてくれない。

こんな悩みはありませんか?
せっかく作った料理なのに食べてくれないとお母さんは悲しいですよね。
栄養面も気になったり、、。
保育士と子育てママの視点からちょっとしたアドバイスをご紹介します。
結論からいうと・・・。
私が保育士歴15年のうち、みてきて子どもたちの中で、5歳児、小学校にあがるまで何も野菜が食べられないという子はほとんどいません!
安心してください。
成長と共に個人差はありますが少しずつでも食べられるようにはなりますよ。
ただ、偏食がひどくならないようなコツがありますので、保護者と保育士両方の目線からご紹介します。
離乳食

離乳食を順よく進め、色々な素材の味に慣れる事が大切です。(極端な偏食の予防にもなるので、とても大事な時期です)
5~6ヶ月頃
大人の食事をじーっと見てよだれを垂らしたりする姿が見られたら、離乳食を始める合図です。
ポイント!
- ミルク以外の味に慣れます。
- スプーンの完食と唇を閉じて飲み込むことを覚えます。(最初はスプーンを異物と感じ、舌で押し出したり、べーっと吐き出すかもしれません。2~3回試してダメなら日をおいてまた試しましょう)
- まずは10倍がゆから試していきましょう。
7~8ヶ月頃
モグモグ期
スプーンを唇を閉じてくわえ飲み込みます。口をしっかり閉じてモグモグします。
ポイント!
- 1回食から2回食へ。
- 食べられるものが増えてきます。栄養のバランスに気をつけて食品の種類を増やしていきましょう。
- 子どもの食べ方によって量を増やしましょう。
- **まだまだ調味料は控えて薄味を心がけます**
- こんぶ、かつおだしは使えます。
9~12ヶ月
カミカミ期
噛んでいる方のほっぺたがふくらみます。
あごがよく動くのが分かります。
ポイント!
- 1日3回食に。
- 栄養源はミルクから食事へ移ります。バランスのとれた食事を!!
- 個人差があるので食事量、好み、食べ方に開きがでます。個性に合わせて進めます。
- 硬さや大きさに変化をつけてみましょう。
- カミカミしていますか?手づかみ食べも経験させてあげましょう。
- 遊び食べも発達段階のひとつです。
- 様々な調味料を使えるようになりますが大人よりは薄めの味付けで慣らしていきましょう
離乳食・大切なこと
離乳食、なかなか進まない子もいますが個人差があります。
特に移行時期は焦らず、その子のペースでゆっくり進めてあげましょう。
まだ、早いなと思ったら、少し戻ることも必要です。
食事を楽しいものだと教えてあげましょう。
時にはお父さん、お母さんの楽しく食べている姿を見せることも効果的ですよ。
大きくなってからもミルクしか飲んでいない子はいませんよね?
ミルクが好きすぎて、離乳食は食べなかったけれど、完了職になってからはものすごく食べるようになる子もいますよ。
お母さんも子どもも楽しんですすめていけるといいですね。
自我がでてきたら・・・

1歳、2歳くらいになってくると、自我がはっきりと出てきます。この頃から、「これは嫌だ」「野菜嫌い!!」など好みもはっきりしてきます。
また昨日まで食べていたのに、急に食べなくなることもあります。
困ってしまいますよね・・・。
どうしたらいいのでしょうか??
保育園で出会った偏食が強い子
私が出会った中で偏食がものすごく強い子は、4歳児で入園してきて、菓子パンしか食べない子でしたね・・・。
保護者に聞くと、

家では,白いご飯も野菜も全く食べないんです。食べるのは菓子パンとお菓子だけで・・・。
目を疑いました笑
その園では毎週1回お弁当日があったのですが、お弁当箱の中には菓子パンが並んでいて思わず苦笑・・・。
でもその子も保育園ではおなかもすくし、毎日パンがでるわけでもないので、まず白いご飯だけは食べられるようになりました。
5歳児になった頃には、家庭でも少しずつ協力していただいたり、友だちの影響や保育士の励ましもあったおかげで他のおかずはもちろん、野菜も少しは食べられるようになっていましたよ。
偏食は必ず改善出来るものです。でも、偏食にならないように予防していく事も大事ですね。
家庭での対応と、保育園での対応と分けて方法をご紹介します。
家庭での偏食対応

- 一度や二度食べなかったとしても食卓に苦手なものを出さないのはやめましょう。
→子どもは発達と共に味覚が変化するので、急に食べると言い出す子もいます。
- 細かく刻んで料理の中に入れるなど、栄養バランスを考え、形態を変えてでも野菜を取れるようにしていきましょう。
- お父さん、お母さんの野菜を食べている美味しそうな表情をみせてあげましょう。
- 少しでも食べられたら十分認めてあげましょう。
- 家庭菜園を始めるなど、野菜が育っていく様子を観察したり、一緒に水やりをして育てていくなど野菜に興味をもてるような工夫もいいですね。
- 運動量を増やし間食を控えおなかをすかせることも大切です。

私の子どもは小さい頃から、自分のお皿は全部食べるというルールで育ててきたので、嫌いなものは少し減らすなどの工夫はしますが、食べられないものはありません。
保育園での偏食対応


保育園では、年齢によって対応が変わってきます。
- 1.2歳児だとイヤイヤ期もあり、その日その日で食べたり食べなかったりする事もあるので、その子の様子をみながら無理せずに対応します。
- 友だちを意識するようになると、友だちが楽しそうに食べている姿を見せて、

○○ちゃんピーマン食べているよ!!すごいね!○○くんも食べてみる?
などと誘っていきます。人の食べている様子を見せていくことはとても大切ですね。
- 「一口だけ頑張ってみよう」と毎日声かけし、食べられたら、しっかりと認めていく事が大事です。認められると自信になり、この経験が積み重なっていくとどんどん食べられる量も増えてきます。
- 見た目だけで食わず嫌いの子もいるので一口でも食べられるように促します。意外と美味しかった、、、ということも少なくありません笑
- 5歳児くらいになってくると小学校への期待をもてるような言葉かけを意識し、小学校での給食の話や、緑黄色野菜などの食育を行っていくことも必要です。
- 園で、子どもたちと一緒に苗から野菜を育て、「自分が育てた野菜だから頑張って食べてみよう!」という所を目指していくこともいいですね。
- 個々によって苦手なものは様々ですが、その子の気持ちをしっかりと汲み取って出来たときにはしっかりと認めてかかわっていくことが大切です。
家庭でも、園でも決して無理強いはしないようにしましょう!!
まとめ
偏食、、、子育て中のママは悩みの種でしょうがいくつになっても遅いことはありません。
成長とともに治まっていくものなので、少しでも参考に家庭で試してみていただけると嬉しいです。
離乳食から食育を意識することで偏食予防できることもあるので実践してみてくださいね。
何より大事なのは、食事って楽しい!!ご飯って美味しい!!です。
食事が楽しくないなら、美味しくない野菜なんか食べるわけありませんよね・・・。
まず大人が楽しい食事をすることを心がけたいものですね。
少しでも参考にしていただけると嬉しいです。
最後までお読みくださりありがとうございました♥
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