
連絡帳とは?
・一日の大半を保育園で過ごす子どもの様子を保護者に伝えたり、また、家庭での様子を知らせ合うノート
・保護者が安心して育児ができるように手助けをしたり、応援をする気持ちで連絡帳を活用するためのノート
つまり、
保護者に子どもたちの保育園での様子やあったことを伝えて、家庭での出来事や体調など知らせておきたい事などを保育園に伝えるためのコミュニケーションをはかっていくためのノートです。

どんなことを伝えてる?
実際の私の園での連絡帳はどういったことが書かれているかを紹介します。

保護者が書くページ
- 体温
- 睡眠時間
- 朝食 有 無
- 体調
- 排便
- お迎え時間、お迎えの人
- 記入者
- おうちの人から連絡(気をつけてほしいこと、家でのエピソードなど)
(例)
- 36.5
- 21:00~7:00
- 有
- 良好 少し鼻水ありなど
- 有 20:30
- 16:30 母
- 母
- 少し鼻水が出ています。昨日は、自分からトイレにいき、おしっこできましたー!!パパにもほめてもらってとても嬉しそうにしていました。
こんな感じで保護者の方に書いてもらっています。
0歳児は夕食、朝食の内容も書いてもらっていて、どんなものを食べているか離乳食が進んでいるかなど保育士は参考にしています。

園から書くページ
- 午睡時間
- おやつどれくらい食べたか
- 給食の食べた量
- 体調
- 排便
- 今日のエピソード
(例)
- 13:00~14:50
- AM ○ PM ビスケット残 (朝のおやつと午後のおやつです)
- 完食 もしくはご飯少し残など
- 良好 少し咳ありなど
- 15:00 良便
- 園では鼻水はあまり出ていませんでしたが、午睡後に咳が少し出ていました。ご家庭でも様子を見てあげて下さい。おしっこ成功したのですね!パパからもほめられて○○ちゃん嬉しかったでしょうね。今日も園ではお気に入りのパンツを自分からはいて、お友達に嬉しそうに見せていましたよ。日中もトイレ大成功でした♥たくさんほめてあげてください。
こんな感じでやりとりをしています。
連絡帳の文面・構成は園によって色々違いますが、おおむね同じような感じではないでしょうか?

連絡帳の書き方ポイント!!
・子どもの出来たこと、良かったことをたくさん書いてあげましょう
毎日の生活の中でどんどん成長していく子どもの姿は、保護者も知りたいはず!!園での日々のちょっとした成長を書いてあげることで、保護者は嬉しくなるし、しっかり見てくれているんだなあという保育士に対しての安心感ももてると思います。

・保護者のコメントには必ず返信を!
連絡帳はコミュニケーションツールの一つです。保護者との信頼関係を築いていくために、子どもの成長の援助だけではなく、保護者への援助という役割も担っています。
保護者から「最近、イヤイヤが増えてきたのですが、園ではどうですか?」や「お友達に手をだしたりしていませんか?」など、相談のコメントが書かれていることもあると思います。
相談のコメントの場合は、ネガティブな内容ではなく、出来ていることも入れたり、こういう月齢にはよくあることだとアドバイスを取り入れたりして、ポジティブな内容になるようにしましょう。
クラスの中で保育士が本当に困っていたり、保護者にしっかりと伝えていきたい場合は、連絡帳には詳しくはかかず、お迎えの時や面談をするなどして文章には残さず、直接話すのが一番だと思います。

・連絡帳のネタ・例文
毎日書く連絡帳は0歳から2歳までのクラスで実施しているところが多いので、年齢別に例文を紹介しますね。
0歳児
「今日はチェーンのおもちゃが気に入ってボトルに入れては出して上手に入ると、保育士の方をみて、ニコって笑いかけてくれました♥その顔がなんともいえないかわいさで癒やされました~」
「給食の時間ではいつもバナナを私が持って食べさせていたのですが、今日は上手に自分で持って食べていましたよ♥美味しかったようで大満足の笑顔を見せてくれました」

1歳児
「お話しがとっても上手になってきた○○ちゃん。今日、ついに私のことを「○○せんせー」って呼んでくれました!!嬉しすぎました♥」
「○○ちゃんが使っていたおもちゃをお友達が使いたくて、「かしてー」と言うとすぐに貸してあげていてとってもやさしい○○ちゃんでした!お友達もとても嬉しそうにしていましたよ♥」

2歳児
「お友達がはいていたお姉ちゃんパンツを見て、「○○もはきたいー!ママに買ってもらう-!」とすごく乗り気になっていました♥トイレトレーニングに向けてやる気になってきたようです」
「給食で最後に野菜が残っていたのですが、「一口食べたらごちそうさましよう」と言うと、すぐに自分から野菜を食べていてとっても頑張った○○ちゃんでした!たくさんほめてあげてくださいね」
連絡帳を書くことで気をつけていること
・丁寧な読みやすい字で書く。
・言葉遣い・・・~してあげた、子どもに対して~されていましたなど、敬語になるのもおかしいですよね。
・プライバシーのことも考え、友だちの個人名は書かないようにしています。「誰と仲良くしていますか?」など名前を答える必要がある場合以外は、基本「お友達と~していました」という風に書いています。
・トラブルは口頭で
文章にするとこちらの意図が違うとらえ方になったりする事もあるので、お迎えの時などに口頭で詳しく状況説明した方がいいでしょう。
友だちにされたケガなども口頭でしっかり伝えることが大事です。

まとめ
連絡ノートは楽しみながら書きましょう。日頃の園のちょっとした出来事を知るだけで保護者は嬉しいはず。
赤ちゃんの時からの保育園の連絡帳が育児ノートのようになっていて嬉しいと言ってくれる保護者の方も多いです。
連絡ノートは毎日大変ですが、保育士の仕事として必須です。書けば書くほど上手になるので、頑張りましょう!
少しでもお役に立てると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました♥
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